江戸東京博物館(常設展)


www.edo-tokyo-museum.or.jp

 

30年経ち4月から改修工事に入るとのことで先週末行ってきた。数年ぶりだけど江戸博自体は5回目くらい、10回は行ってないと思う。常設展の江戸ゾーンが好き。令和7年に再オープン予定だそうなので丸3年と数か月閉める想定なのかな。とても寂しい。600円で安いし内容がとても面白くて楽しいから閉まる前にもう1回くらいは行きたいな。

 

行かなかった数年の間に主に西洋史の本を読んだり動画を見たりする機会が多く、また単純に年齢も重ねてるから考えることが多くて、3時間弱くらいかかった。東京ゾーンはほぼ見てないから江戸だけでこの時間。そして久しぶりに頭使いながらじっくり見たから終盤ぐったり。博物館、真面目に見ると集中力が持たない。

 

現在の山手線の南西部分はほぼ町奉行管轄~江戸の境界線と同等、北東部分は皇居基準のため江戸境界線よりかなり内側、但し千住関所が境目になってるから恐らくメトロがだいたい江戸境界線をカバー。って感じっぽかった。最初右上に大きな商店街というか町人街と寺院が固まってるエリアが江戸境界線外ギリギリにあってなんだろうと思ったんだけど、その後のコーナーで同じ場所に千住関所とあってこれか~~宿屋街でしたか~~~となったりした。あと徳川15代将軍が分家の当主でさえないところから1ランク上の分家の当主を経由して本家の当主となり江戸幕府最後の将軍になり無血開城してて大変な人生すぎるとばっちり人生~~~となりました。大変。分家から持ってこられてる人は家がついてない名前率高し。浮世絵というか出版エリアでは普通に刷りがすごくて大量印刷できるにしても人海戦術すぎて大変だし薄い本は小さいのに単体になるとデカいからブロマイドにするにはもっと小さい方が良くない?!と思った。でもイケてる男の浮世絵を小さく折りたたんで着物の胸元に挟むの良いな。正室と母親は別みたいな解説もあったと思うけど、この辺の地獄は西洋も東洋も同じだね。女が当主になったほうが血脈がわかりやすいのになと常々思っているのだけど、普通に出産で死に過ぎるからそれはそれでダメなのかもしれないなと考え直した。江戸時代(といっても前後期どこかわからないけど)は出産直後の2週間程度は頭に血が上らないように日がな一日座ってる体勢じゃないとダメだったらしい。しんどすぎる。それで体調崩してってパターンもあったらしい。そりゃそうだ。明治維新後の展示では新聞社が出来まくった話があったのだけど、新聞と言えば小説連載だよなーと思ったのに記者が列挙されてて少し驚いたし、記者の中に黒岩涙香がいて喜んだ。半年~1年くらい前に近代文学者みたいな新書を読んだときに始めて知った作家。名前を見たときすぐ巌窟王を翻訳して海外文学を日本に広める活動した第一人者の一人!と思いだせて、身になってる~!と思えたのが良かった。但し巌窟王の原題が思い出せなくて結局ぐぐったからゴロです。モンテ・クリスト伯


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屋上に和食レストランがあった気がしたのだけどなくなっていた。し、1階のイタリアンは中東レストランになっていた。かなしい。江戸東京博物館だから和食のお店一つくらい改修後は置いといてください。テイクアウトしかするつもり元々なかったけど。

 

特別展は縄文時代だったから悩んで最初チケット買わなかったけど、常設展でヘロヘロになったから結果買わなくて正解だった。