ミハイロフスキー【パリの炎】

日時:2019/11/21 19:30

会場:東京文化会館

座席:B席 16,000円

原典ワイノーネン振付+メッセレル改定振付のパリの炎、25分~30分の3幕構成。セットとダンス量的には、1幕と2幕は一緒にしちゃって良いんじゃないかなーと思ったり。でもこれ原典は4幕らしい。この内容のなさ(キャラクター説明のなさ)では間延び感が正直否めなかったかなぁ。メッセレル版で原典とはまた違うけどだいぶ近づけてるらしく?のであれば、3幕PDDだけが残ってるのも納得。

とにかく若いカンパニーです!という感じだった、ちゃんと調べてないので中堅もいたかもしれないけど。そしてこれはカンパニーがそうなのか主演二人に合わせたのか不明。死んじゃった女性の下手側にいたワッシー風味のマッチョタイプがわりと好きだったかな。パリの炎を全幕通して見るのが初めてなので比較してどうとかはわからないけど、全然体力使わなくて軽く見れるのがよかったかなと思うものの、やっぱりもっと踊ってほしかった笑 そして今回で自分があんまりリフトに興味ないこともわかった、新体操とかにしか見えないので「ダンス」にカテゴライズできない。ちょっと挟まるなら振り付けの一部だけどああも長くリフトしっぱなしだと、で?と思っちゃうんだな~…すごいのはわかってます、片手リフトの片足上げてるのやばい。結果一番おおーと思ったのは1幕の宮殿かな、こじんまりしてるけどシックで優雅で良かった。どうでもいいけど数増しに日本人たくさんいましたね、ああいうのアリなのか。とりあえず近いうちにオシワシパリの炎をアマプラで見ようと思いました。(クリサノワが見たいけど如何せん…ないので…)

 

>ジュリアン・マッケイ

>ミハイロフスキー劇場バレエ ファースト・ソリスト

ぼーいだ!ボーイじゃなくてぼーい!技術的な面もあるし、たぶん花散らすのが間に合ってなかったんだけどそれに「あれ?」って振り向いちゃってたのがすごく気になった。けど、まだ21歳だそうで。これからだねぇ。しかし入団からソリストはお勉強的な意味で大丈夫なんだろうか?とちょっとおばば心沸いちゃうな~。外見で売ると目も厳しくなる気がするので頑張ってね。

 

>オクサーナ・ボンダレワ

>ミハイロフスキー劇場バレエ出身、元マリインスキー・バレエ ファースト・ソリスト

よかった~!ポワントワークがふんわりしててほわって感じがした、軽いというよりふんわりのが感覚的に近い。でも技術的にはきっちりで、前半は片足伸ばして回転後半はシングルでぴったりやりきってて良かった。ただふんわ~りでぱきっとした明るさはなかったんだけど、ミハイロフスキーのパリの炎はわりと淡めのカラーリングな感じがしたので合ってはいたかな。もうちょっと大きく動けばもっといいのにな~と思ったけど普段活動してるステージの大きさも関係してるのかもしれない。カテコが大人しそうなかわいらしい感じでとっても好印象でした。

 

「パリの炎」
全3幕 作曲:B.アサフィエフ 振付:V.ワイノーネン/改定振付:M.メッセレル

ミハイロフスキー劇場バレエ2019 光藍社(こうらんしゃ)


革命の機運が高まる18世紀フランス。マルセイユの村娘ジャンヌは、貴族に横暴な仕打ちを受けたところを、パリへ進軍する義勇兵フィリップたちに助けられ、仲間に加わります。ルイ16世と共に王侯貴族たちは、革命を鎮圧すべく画策しますが、変革の情熱に燃える民衆たちはついに宮殿を占拠します。人々は、自由と平等の勝利を喜び沸き返るのでした。フランス革命を舞台にした活気溢れる物語に、実力派ヴォロンツォーワ、話題の新星マッケイほかが出演!ワイノーネン原典版に基づき再現した、ソヴィエト時代のバレエを代表する傑作。情熱的でエネルギッシュな舞台をお楽しみください。