【映画】ストーリー・オブ・マイライフ

映像美 良

俳優 良

脚本 微妙

若草物語未読。

なんせ子供時代と大人時代だか本の中の話だかの切り替えが難しい!いや4人姉妹揃ってたら即ち子供時代ということなのはわかるのだけども…。映画時間という短さだったりそれに対する登場人物の多さだったり色々あるけど、それぞれのキャラクターの掘り下げが薄いから姉妹って兄弟ってこういうことだよねみたいな共通概念がないと理解が難しい感じもする。知らんけど。自分が男兄弟しかいないから、いくら同じ長子でもわっかんね~~~みたいなヤジを心の中で叫び続けてしまった…。結婚しなくてもいいんだっていう現代思想を強く反映した若草物語を作ったんだと思うんだけど、だったらもうちょっとそれを最後に綺麗に入れてほしいな~と私は思ったりなんだりかんだり…はっきりしたエンディングが好きだから今回はモヤァとしたなー。悪人がいないっていうのは気持ち穏やかめに見れたから良かったとは思った。男性陣が個人的には皆好感を持てる人たちで、ローリーとかかる!てなるんだろうけどシャラメがま~た良くて、真剣なんだけど良い感じに適当な雰囲気とかが憎めないわーっていう空気を作ってて良かったね。あれ違う人がやったらまじでただ流れに身を任せ女乗り換えたやつみたいになってしまう。シャラメ演じるローリーは、暖かいあの家族が好きで社交界に辟易してたところに現れた気が抜ける同じステージで会話が出来るジョーが好きで救いで、でも、ん~まぁきっかけは結局暖かい家族の一員だったわけだけど、思い出や青春と決別してまた向き合えるようになった。みたいな風に見えた。わりと上手いこと人生出来た感じの、お金持ってるから出来たことだけどな!!私生活だと私はエミリーみたいな子はどちらかというと苦手なタイプだけど、ハッキリ前を向いて大きな声を出せるタイプは強いな~と思うし、上ばっかりずるいって子供のころは思うけど逆に守るものがなくて自由でいられたって面はこういう時大きく影響あるのかもしれないな、と思ったりした。真逆の長女ジョーは今現状を守って望むがあまりに、現実が進んでいることを受け入れられず足踏みしている印象だった。のに最後本を書いて出版社に持ち込むとこが急展開で難しかった。書くべき相手を思い出したっていうことなのはわかるけど、当人の変化みたいなのが読解力死んでる私はなんとも…。ベスは超信心深いあるあるキャラクターだったね。

映像はとてもきれいだったし全体的にベスのピアノをベースにした音楽も良かったし、シャラメも良かったけど、如何せん脚本がよくわからんくて、悪くなかったけどハァ~ン?という着地。

すっきりしたエンディングだけが正解じゃないからなんともですね。